



【親知らず抜歯後】穴の食べかす、取ってもいい?正しい対処法を解説 new
親知らずを抜いた後、鏡を見るたびに気になるのが、抜歯した跡にポッカリと空いた「謎の穴」です。 食事のたびにそこへ米粒や胡麻、野菜のカスが入り込み、「これ、腐って化膿しないかな?」「いつまでも取れないけど大丈夫?」と不安になりますよね。
結論から言うと、「無理に取るのは絶対にNG」です。
なぜ取ってはいけないのか、そしてどうすれば安全に解決できるのか。術後の経過とともに詳しく見ていきましょう。
抜歯後の穴(抜歯窩:ばっしか)に詰まった食べかすを、爪楊枝やピンセット、あるいは指で無理に掻き出そうとするのは非常に危険です。その理由は主に3つあります。
抜歯後の穴には、血液が固まってできた「血餅(けっぺい)」というゼリー状のカサブタがたまります。これは傷口を保護し、新しい骨や歯肉を作るための非常に重要な役割を果たしています。 食べかすを取ろうとしてこの血餅まで剥がしてしまうと、骨が露出した状態になり、「ドライソケット」という激痛を伴う状態に陥ります。
不衛生な指や道具で傷口を触ると、そこからバイ菌が入り込み、炎症(歯肉炎や骨髄炎)を引き起こす可能性があります。せっかく治りかけていた傷口が再び腫れ、抗生剤の服用が必要になるケースも少なくありません。
抜歯後の粘膜は非常にデリケートです。鏡越しだと距離感が掴みづらく、誤ってデリケートな組織を突いてしまい、出血が止まらなくなることもあります。
「食べかすが穴の中で腐ってしまうのでは?」と心配される方が多いですが、安心してください。人間の体には優れた自浄作用があります。
「いつの間にかなくなっていた」というのが、最も理想的で健康的な治り方なのです。

どうしても食べかすが気になって集中できない、あるいは口臭が気になる……という場合は、以下の「粘膜を傷つけない方法」を試してみてください。
抜歯当日〜翌日は、血餅が安定していないため、うがいは厳禁です。3日ほど経ち、出血が完全に止まっているのを確認したら、口に水を含んで「ゆらゆらと優しく」ゆすいでみてください。 「ガラガラ」と激しくうがいをしたり、勢いよく吐き出したりするのはNGです。
歯科医院でも推奨されることがあるのが、先が細くなったシリンジ(注射器の針なし版)で水をピュッと吹きかける方法です。ただし、これも強い水圧で行うと血餅を飛ばしてしまうため、あくまで「表面を洗い流す」程度の意識で行ってください。
これが最も確実で安全な方法です。「食べかすを取るだけで歯医者に行くなんて……」と遠慮する必要はありません。歯科医師や歯科衛生士は、専用の器具を使って傷口を消毒しながら、安全に異物を除去してくれます。
「いつになったらこのストレスから解放されるの?」という方のために、一般的な回復の目安をまとめました。
食べかすが詰まっているだけでなく、以下の症状がある場合は、異物ではなく「異常」のサインかもしれません。
親知らずの抜歯後の穴に詰まる食べかすは、見た目こそ気になりますが、無理に取らず「困ったら歯医者へ相談する」が鉄則です。
この3点を守るだけで、傷口の治りはグッと早まります。穴が埋まるまでの数ヶ月間は少し不便ですが、一生続くものではありません。美味しいものを思い切り噛みしめられる日まで、少しだけ辛抱強く自分の体の回復力を信じてあげましょう。
当院では、様々な患者さまの親知らずを処置してきました。口腔外科に関しても得意な歯科医師が揃っており、経験豊富な歯科医師が丁寧に診療します。
長堀鶴見緑地線横堤駅から徒歩4分と通いやすい立地に当院はございます。是非ご来院ください。
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